印章の話あれこれ、肩の力を抜いて語ります
by k-matsu_hanko
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


「はんこ」の役目

はんこは紙に写して、初めて実用的な道具である事は前回に書きました。
はんこの役目を的確に、短いフレーズで伝えるのは結構難しいですが、
「わたしが私であることを示し、わたしが認めた事を公に明らかにする道具」とボクは説明しています。
ですから当事者間で 「これでいこうよ」と約束が出来ていれば、宅急便なら浸透印(シャチハタ印)、社内で決めればゴム印や三文判(出来合印)でも自分の意思に基ずいて判を押せばそれで良いわけです。
江戸時代には儒学が社会一般に及んで、本人同志の信頼関係で多くの経済活動が回っていました。
約束事を履行するための書類や契約書に軸印(筆の軸)や爪印(爪の先)なども使われていました。
筆の軸なんてどこにも有りますし、爪なんて伸びれば切ります。
形も同じ訳ではありませんのであまり意味はないように思いますが、自己責任の意思を表記して確認し合う意味では大切なことだったのでしょう。
明治時代になって法制化されていくはんこの原点は、こんな儒教の影響を受けてきた日本人ならではの発想ともいえます。
by k-matsu_hanko | 2011-05-27 09:58
<< 実印の話 「ハンコやさ~ん」「印鑑屋さん」 >>